さて、遅くなってしまいましたが・・・・。空間ベクトル「許容差M」無事に終演いたしました。
ご来場くださった皆様、気にかけてくださった皆様、関わってくれた皆様、本当にありがとうございました。
企画して稽古を始めてあっという間の数カ月でした。そして濃密な数カ月でした。
とにかくギリギリまでTry and Errorを繰り返して先に進む、一歩一歩先に進む座組でした。
個人的にとても嬉しかったのは、本番の間に、「そうそう！こういう感覚で芝居してほしいんだよ！」って思うような場面がいくつも出てきたことでした。
もちろんまだまだ改善の余地もあったのでしょうし、自分自身もっと出来たかもしれないと思うことは多々あります。
それでもこの数カ月で、地道に共通言語を作り、地道に関係を作り一歩一歩歩いていけたことは非常に楽しいものでした。
作家の山谷さんがこの為に執筆してくれ、この為に俳優が集まり、この為だけに時間を長く共有できる。
こういう幸せなことって中々無いんじゃないでしょうか。
通常劇団の公演稽古は１～２カ月前から行うのが普通です。数カ月前に脚本があって、数カ月前から稽古できる環境なんてものは実は稀有なのです。（既成の戯曲をやる場合を除き）
これはみなさんに感謝感謝です。
この空間ベクトルは今回の企画を行うにあたって便宜上付けた名前です。
ですので、この団体が継続するのか、終わるのか何をどうするのかも何にも決まっていません。
まずはこの公演が終わったことに対してのご挨拶を。
本当にありがとうございました。
各々またこれから精進してまいります。
山ノ井史